福岡大学英語学科ブログ

木戸君 again

古賀恵介 2019年 11月14日  カテゴリー: 卒業生

本日は、毛利先生に代わって古賀が投稿いたします。

このブログでは常連卒業生の一人、木戸君から便りを頂きましたので、ご紹介させていただきますね。木戸君は、神戸大学大学院で博士号を取得後、米国留学も果たし、現在、研究者としてのキャリアを着実に積み重ねてきてます。最近の活躍ぶりにも、その一端を伺うことができます。


(う~ん、木戸君も年齢を重ねて、男っぽさというか、何とも言えない風格が出て来ましたねぇ。)

 

1.11月8日にボストン大学で開催された言語獲得研究で最も採択が難しい学会(BUCLD)でポスター発表をしてきました。昨日、帰国しました。レベルの高い学会で発表することができ刺激をもらいました。

https://www.bu.edu/bucld/conference-info/schedule/

 S. Wang, Y. Kido, W. Snyder:
Adjectival Resultatives and Novel Compounds in Children's English: Support for the Compounding Parameter

English allows various complex-predicate structures like resultatives, verb-particles, and make-causatives. Acquisition ages for most of them are highly correlated with ages of first novel N-N compounds (Snyder 1995; Stromswold & Snyder 1995). Snyder proposes that the complex-predicate structures all require the marked-setting of the Compounding Parameter (TCP). Yet, Stromswold & Snyder (1995) did not check resultatives, since they are very low-frequency. Here we address this gap with an experimental study and two corpus studies. First, since most complex predicates are acquired before age 3, we tested TCP's prediction that children will already comprehend resultatives as early as we can test with Truth Value Judgment (TJV). Second, we used corpus data to check the predicted acquisitional correlation between novel compounds and resultatives. Finally, we examined resultatives in parental speech. Findings from TVJ and children's spontaneous speech supported TCP's predictions. Few resultatives were found in maternal speech, which supports the ‘parametric’ strategy.

 

2.12月8日に開催される日本英文学会関西支部(奈良女子大学)で慫慂発表を行います。英語母語の子どもを対象とした結果構文の獲得研究の研究成果を発表します。


(画像をクリックすると学会プログラムがダウンロードできます。)

 

3.2020年2月16日に国立国語研究所で開催されるワークショップで慫慂発表を行います。私の卒業論文の内容を加筆修正したものを発表します。


(画像をクリックすると学会プログラムがダウンロードできます。)

 

すごいですねぇ。因みに、2と3にある「慫慂(しょうよう)発表」というのは、学会主催者側が、研究発表全体のレベルを上げるために、優秀な研究者と認めた人に「発表してみませんか?」と声をかけて発表してもらうものです。普通の発表者は自分から応募して審査を受けなければなりませんが、木戸君は学会からお誘いの声がかかるほどにその実力が認められているということですね。福大英語学科として、本当に誇らしい限りです。

木戸君、またこっちに戻ってきたときは声をかけて下さいね。