福岡大学英語学科ブログ

安井先生、柳先生、お疲れ様でした。

毛利史生 2014年 3月3日  カテゴリー: 教員 | イベント

こんにちは。

今日は風が冷たいですね。北東の春風が強く吹いています。「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ。。。」というこの時期の和歌を思い出しつつ、北東の風と共に届く梅の香りを感じる今日この頃です。

さて本日は、卒業生のみなさんはきっと驚くでしょう。本学科の安井先生と柳先生のご退職のお話です。今年度をもちまして、お二人の先生がご退職されます。

 


安井先生は音声学のご専門で、学科の専門科目の授業では、主に「英語音声学」の授業をご担当されました。先生の英語の音に対する厳しくもあり、一方でユーモアもあるご指導は、卒業生であれば誰もが思い出として残っていることでしょう。そして、私にはない、あの「大人の余裕」、見習いたいところです。

柳先生ですが、日本の中世英語史研究を牽引されてきた研究者のお一人です。私が英語学科を出て、他大学で学んでいた時、「福岡大学と言えば、Ancrene Wisse(日本語訳で『修道女戒律』という13世紀の宗教散文)で有名な柳先生ですね!」と複数の先生から声をかけられました。ミーハーな私は、「福岡大学といえば、(中略)柳先生」という響きだけで心ときめいたことを思い出します。英語史研究は、何よりも、ます文献を忠実に読むことからスタートし、それからもかなりの時間と労を要します。昔、「この種の研究には、地道な努力、忍耐、そしてセンスが必要だよ」と先輩研究者から言われたことを思い出します。まさに柳先生は、忍耐とセンスの両方を兼ね備えた研究者です。


お二人を送るパーティーを終えてみんなで記念撮影。懐かしい顔ぶれが並んでいますよ。(ここでクイズ、大津先生はどこだ?)


英語学科の歴史を築いてきた先生が去るのは、本当に寂しいものです。個人的にもお話しするのが楽しかった先生方ですので、いなくなるのは本当に辛いです。しかし、残された者として、安井先生、柳先生が学科に残してくれたものを引き継いでいきたいと思います。英語学科の良き伝統を守っていくと同時に、一方で新しい時代に沿った学科を作っていくことも残されたものの責任だと思います。

安井先生、柳先生、長い間、お疲れ様でした!