福岡大学英語学科ブログ

アメリカ横断〔放浪記04〕ラスベガス偏:廣渡 拓弥君

毛利史生 2012年 12月1日  カテゴリー: 在学生

こんにちは。

本学科3年の廣渡 拓弥君より「アメリカ放浪記04」が届きました。今回はラスベガス編とグランドキャニオン編の2部編成になっております。まずは、前編のラスベガス編をお届けします。

---------------------------------------------------------------------------------------
「アメリカン・ドリーム」

アメリカ人にとってはマイホームを持つことがその一つでもあるのだが、皆にとってのアメリカン・ドリームとはなんだろうか。


ネヴァダ州ラスベガス―――。

Youth Hostelを探しているとき、ホームレスが勝手に道案内をしだした。
そして、Youth Hostelに着いた後に「私には子供が二人いる。案内してあげたでしょ?だから、子供のために金をくれ」と言われた。

アメリカだけではないが、海外ではこういったことが多くある。

シカゴでは「俺は今まで何人もの日本人がナイフで刺されたり、スーツケースを壊されたり、荷物を奪われたりした姿を見てきた。俺がお前のボディーガードになってやる。」と脅すだけ脅し、勝手に宿まで案内して、お金を要求する。

勿論、NOと言って断る(※1)。

Youth Hostelでは、グランドキャニオンのツアーを最初に申し込んだ。
ツアー以外の日は、街を散策しに出掛ける。


ダウンタウンに宿はとったのだが、そこから見える塔を目標にまずは歩き始めた。

「ストラトスフィア(※2)」

「塔」と述べたが、このストラトスフィアも実はカジノホテル(※3)の一つなのだ。

ストラトスフィアに辿り着いてからは、ひたすら続く道をまっすぐ歩くことにした。
サンフランシスコでも述べたように、僕は地図を持たない。
だから気付くと、同じ道を歩いていたり、はたまた、なぜか建物の中にいたり…。

それでも、こうやってストリップについてしまう。

「ストリップ」

ストリップとはラスベガスブルーバード(※4)の一部分を指して、そう呼んでいる。
ここでは、数々のカジノホテルが連なっている。


ストリップでは、こういったカジノホテルにしろ、モニュメントにしろ、背が高く、一つ一つを見ると首が疲れてしまう。どれも凝った作りをしているのだが、玄関口の天井に、こういったアートが施されているホテルも点在する。

そのカジノホテルの中で、おそらく一番有名なのが「ベラージオ」だ。

ここは、映画オーシャンズ11の舞台となった場所だ。

有名な理由はそれだけではなく、そもそもここの噴水ショーにあるだろう。

決まった時間ごとに、噴水ショーは行われている。昼間よりも夜に見るほうが感動は大きいので、ぜひ夜に見られることをお勧めする。ちなみに、僕は4回も見てしまった。

ストリップ各所では、多くのモニュメントを見ることができる。





ちなみに、それぞれが何のモニュメントなのか分かっただろうか?
なかなかな名前が出てこないのは、ルーヴル美術館に提示されているニケ像(一枚目)と、ローマのトレヴィの泉(三枚目)ではないだろうか。

こういった一つ一つのモニュメントを見るだけでも、かなり面白い。


しかしながら、この街が人を魅了するものが他にも存在する。


そう、カジノだ。

この街を離れる際、グレイハウンドのバスターミナルにて大男が僕に告げた一言が印象的だった。
「少しの間、荷物を見ていてくれ。バスが出発するまでカジノに行ってくる。」

「そこまで、カジノがしたいのか!」と心の中で思いつつも、これが”This is America”なのだろうと妙に納得していた。正確には”This is Las Vegas”が適格かもしれない。


グレイハウンドのバスターミナル近くにあるダウンタウンの写真を載せよう。

夜のダウンタウンはかなり賑わうのだが、朝と昼はスタバやレストランでのんびりする人も見受けられた。思いのほか、ラスベガスではかなりゆったりとした空気が流れている。このダウンタウンからストリップに行くバスが出ているので、この近辺に宿をとるのもいいだろう。


ラスベガスの宿では、いい出会いがあった。

たった一日だったが、僕を含め日本人三人で行動を共にした。
その際に話した「一人で海外に行くこと、友達などと一緒に行くことの違い」について載せておこう。

この二つはベクトルが違う。
一人で海外に行く場合は、「考える時間はあるが、至福を共に味わう人はいない」。
友達などと行く場合、「至福を味わう人が隣にいるわけだが、考える時間がない。」
どちらのベクトルも舞台が海外であることは変わりないのだが、皆さんはどちらを選ぶだろうか。

さて、未だに連絡を取り合っている二人だが、そのうち一人が僕に言う。

「また、世界のどこかで会いましょう」と。

■「旅は道ずれ」という言葉の先にあるもの。
僕にとってそれは「約束」であり、「夢」でもあるのだ。

ラスベガスの印象について。

ラスベガスの治安に関して、ストリップ自体は問題ないだろう。しかし、ダウンタウンを抜けてしまうと、治安がかなり悪化する。たまたま居合わせた日本人女性は空港へ向かうべく深夜にバスに乗る予定であった。それを聞いたYouth Hostelのスタッフの顔が暗転したのを僕は覚えている。ストリップで多く見られたのが、コスプレをした人がチップを要求することだ。全員でないにしろこういった人たちが、観光客のポケットを叩いて、お金をもらおうとしている姿を見たので、注意すること。

また、英語そのものに関しては、聞き取りやすい。個人的に、都市名Las Vegasのveig?sのアクセントの強さに驚いた。そして、ラスベガスは日本人(おそらく観光客)がかなり多い場所である。


「お気に入りの写真」

補足
※1 お金を要求するホームレスの共通点を挙げておく。
   ・”I’m good.”などと、自分が良い人間であることを口にする。
   ・荷物を持とうとする。
   ・頼んでもないのに、道案内をしだす。
   ・やけに触れてこようとする。
   ・日本に友達がいるなどと嘘をつく。
   ・日本語で「こんにちは」、中国語で「謝謝(シェイシェイ)」などと話しかけてくる。
   ・グレイハウンドなどのバスターミナル出口にて待ち構えている。
   対処法としては、基本的には無視すること。自分の予定表、宿泊先を書いたメモなどを出さないこと。
   勿論、お金、財布を出すなどもっての外である。
   □治安や危険からの対処法については、セントルイスの章でもう少し触れる。
※2 ストラトスフィア屋上では、絶叫マシーンが設置されている。ラスベガスを堪能したい方は、ぜひ挑戦してほしい。
※3 各カジノでは、日本円から米ドルへの換金ができるので、万が一困ったら訪れてほしい。勿論、損をしたくないのであれば、銀行などの各場所で換金レートを比較すること。また、スマートフォン及びi Phoneのアプリとして便利なものが出ているので、以下にURLを記載する。
   (Exchange Rates)
http://ja.appbrain.com/app/exchange-rates/net.xelnaga.exchanger
※4 ブルーバードとは「大通り」のことである。Boulevard、略語としてBLVDと表記し、アメリカ各所で目にするので覚えておこう。